こんにちは❤ THE CLINIC 横浜院 看護師馬場です
出産前に豊胸する女性は多いもの。「でも豊胸したら、妊娠中や授乳するときに困らない?」そんな疑問にお答えします。
目次
クリスティーナ・アギレラも苦しんだ? 授乳期のシリコンバッグ
突然、胸が巨大化した歌姫
アメリカの歌姫、クリスティーナ・アギレラのバストは、デビュー当時推定Aカップと小ぶりでした。しかし活躍するにしたがって胸が巨大化していきます。記者会見で手を振った時、脇の下に手術痕とみられる目立つ傷が写真に撮られたことから、「シリコンバッグによる豊胸では?」と、疑惑がもたれていました。
2008年に長男を出産後、その疑惑はますます深まりました。左右ちぐはぐに変形し、青筋が立ってかなり痛そうな胸の状態がパパラッチされてしまったのです。その後バストが急に小さくなり、自然な形に戻ったことから、痛みに耐えかねたクリスティーナは、バッグを摘出(抜去)して授乳期を乗り切ったのではといわれています。
シリコンバッグは妊娠前に取り出す人が多い
シリコンバッグ豊胸をした場合、耐久年数に至る前に取り出しを希望するケースが増えています。摘出した理由の一つに、「妊娠・出産を考えたから」と答える女性も少なくありません。
基本的には授乳に問題なし
豊胸していたら授乳できないのかと言えば、そんなことはありません。シリコンバッグ、ヒアルロン酸、脂肪注入など様々な方法がありますが、いずれも基本的には授乳や母乳への悪影響はありません。乳腺組織は傷つけずに施術するからです。
乳腺の発達につれて痛くなることも
- シリコンバッグのカプセル拘縮で左右いびつになってしまったバスト
ただし、妊娠から授乳期までの間は乳腺が発達します。人によってはカップが3サイズアップするほど大きくなるため、シリコンバッグを入れていた場合、サイズに余裕がないとパンパンに張って、しだいに張りが痛みに変わる可能性も否定できません。乳腺の発達具合は個人差が大きく、素材や入れた位置、カプセル拘縮の有無によってはクリスティーナのように明らかに左右いびつになってしまうこともあります。張りが激しくなると、常に破損の不安を感じるようにもなるでしょう。
授乳によって乳腺炎にかかる可能性
シリコンバッグ豊胸のもうひとつ不安な点は、乳腺炎になってしまう場合があることです。赤ちゃんが生まれて数カ月は、一日に何度も授乳をします。胸が張っては授乳してしぼみ…を繰り返す毎日は、豊胸をしていなくても痛むもの。そこにシリコンバッグが入っていると、乳腺を圧迫してしまい乳腺炎にかかる可能性が高まります。当然、授乳にもかなり支障が出てしまいます。
そうならないために、どうすればよいのでしょうか? 続きは後編で詳しくご紹介します。
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- 豊胸しても、基本的に妊娠・授乳に悪影響はない
- ただしシリコンバッグの場合、痛み・乳腺炎の可能性も
- シリコンバッグは妊娠前に取り出す女性が多い
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